トリップAIコンシェルジュ

導入事例
水明館は創業当時から、
変化を取り入れてきた。
AIの導入も必然でした。

下呂温泉 水明館 代表取締役社長瀧 康洋

簡単な問い合わせの回答は自動化し
来館者へのサービスを充実させる

宿泊施設は、どこも人手不足を課題にしています。私たちも類に漏れず、特にこの2〜3年は経営課題として認識していました。ITを活用した生産性向上なども検討していましたが、『トリップAIコンシェルジュ』を知り、まずは自動応答による接客の効率化を期待して導入を決意。経営陣以上に現場からの期待が高かったのも背中を後押しした理由です。歴史を重んじる旅館のなかには、AIでの回答ではおもてなしに欠けると感じるところもあるかもしれません。

しかし、『トリップAIコンシェルジュ』の本質は、
誰でも答えられる単純な質問を自動化することで、
ご来館いただいたお客様をもてなす時間や密度を増やし、
より高い満足を提供することです。

下呂温泉 水明館は、昭和7年創業で80年以上の歴史を紡いできましたが、時代時代によって新しい取り組みをいち早く取り入れることで進化を続けています。例えば、調理部では30年以上前に機械を取り入れて、職人の技術が必要ない部分は自動化しました。自動化によって削減された時間は、レトルト食品を使わない調理や凝った盛り付けなどに充てられて、本質的なサービス向上につながっています。結果として、料理でも高い評価をいただけるようになりました。
『トリップAIコンシェルジュ』も同じ考えで、今の時代にあわせて進化するために、導入は必然だったと思います。そして、この導入によって、将来的にはさらに接客の質が向上することを期待しています。

お客様と水明館をつなぐ存在と思って
分かりやすい回答を書くように努める

これまでの問い合わせは、電話とメールが主でしたが、『トリップAIコンシェルジュ』が加わることで、問い合わせの手段が増えてお客様にとっても有益になったと感じます。ちょっとしたことで電話をするのは面倒ですからね。264室のすべてと全施設に使用方法を説明したPOPを設置し、チェックインやお部屋へのご案内時にも説明するようにしています。これは、旅中での疑問点を解消してもらうための施策です。特に旅館は館内施設も多く、滞在中に発生する疑問点も少なくありません。一方、旅前には自社ホームページにバナーを貼ることで、足をお運びいただく前に気になった疑問を問い合わせできるようにしました。

回答はマーケティング部の女性が担当しています。最も気をつけているのは、漏れなく、正しい情報をお伝えすること。そのため、回答に関係するすべての部署にみてもらい、事実関係や補足すべき情報がないかを確認しています。誤解を生みそうだったり、電話で話した方が伝わりやすかったりする質問に関しては、あえて詳しく説明せずに、電話番号を記載してそちらに誘導するような工夫をしました。その際も、質問にあわせて、予約センターやフロントなど、最も的確に回答ができる部署の電話番号を記載し、お客様をお待たせしないようにしました。もうひとつ気をつけていることは、質問の先を考えた回答です。お客様が知りたいことの本質は何かを考えて先回りして回答する。そうすれば、回答によって新たな疑問が生まれることもありません。

具体的な記載テクニックは、質問に対する回答を冒頭に書くこと。「コンビニは?」と聞かれたら、最初に店舗名と徒歩何分かかるかを答えます。その後、追加情報として住所や電話番号を書くといった文章構造にして、できるだけお客様がストレスなく読めるようにしました。

担当者は、
「『トリップAIコンシェルジュ』は、お客様と水明館の仲介者。
スタッフに代わって言葉を伝えてくれる存在だと思って回答を書いています」
と。上手い表現だと思います。

修正を重ねるごとでスコアが向上
問い合わせ数も比例して伸びる

導入から3カ月、問い合わせ数は順調に伸びています。件数は、過去6カ月の合計が3076件(1日約16件)、過去1カ月の合計が921件(1日約30件)でした。件数が伸びた要因は「トリップAIコンシェルジュの認知度が高まった」「アクセスするお客様が多かった」「回答満足度の向上」など複数が考えられます。「回答満足度」に関しては、回答が理解できなかったり、不満に感じたりするお客様が1人いたら、その先に同じように感じるお客様が100人はいるはず。『トリップAIコンシェルジュ』の管理画面では、お客様による回答内容スコアをみることができますが、80〜100%以外の回答はなにかしらの不満があったと捉えて、随時、回答を変更し、スコアが上がるまで表現を変えたり、情報を追加したりして改善を続けています。これによって、「回答の満足度」そのものも向上しました。

当初は修正も多く大変だったそうですが、改善を続けることでスコアの高い回答が増えると修正も減少。3カ月経った今では微調整で良くなり、手間も時間もかからなくなったそうです。とにかく、最初が肝心だと感じました。

『トリップAIコンシェルジュ』は、電話よりも気軽に質問することができます。
だからこそ、寄せられる質問はお客様が潜在的に感じている不便や不満のはず。
同じ質問が集まってくれば、スタッフで共有して業務改善やサービス向上に役立てられるはず。
お客様の声と密に接することのできるツールとして幅広く活用していきたいと考えています。

満足度が高い回答を抜粋「工夫を教えてください!」

下呂温泉 水明館様

水明館には3つの大浴場があります。まず、天然温泉であることを明記し、場所とそれぞれの特徴を冒頭で端的に回答しました。そのあとに、利用可能時間を追加しています。また、大浴場にあるアメニティを気にする質問が多かったので、「アメニティは何がありますか?」という質問には、客室だけでなく、大浴場のアメニティも追加しました。その際は、ボディソープやシャンプーのブランドも書いています。

下呂温泉 水明館 岐阜県下呂市幸田1268

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トリップAIコンシェルジュの導入事例

  • 下呂温泉 水明館様
  • ホテル日航成田様

高機能で低価格

初期費用0円

月額料金(税抜)

50室以下
10,000
51~100室
20,000
101室以上
30,000
外国語応答
(オプションサービス)
5,000
  • 1施設あたりの価格です
  • 1ヶ月契約の自動更新です
  • 利用開始月、および利用開始翌月は利用料は発生しません
  • 外国語応答はオプションサービスのため、外国語応答のみでのご利用はできません
  • 外国語応答の利用開始までには一定のお時間がかかります

※詳細は営業担当までお問い合わせください

※管理画面からもお申し込み可能です。

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「宿泊施設様向け問い合わせチャットボット」の利用数調査

  • 調査期間:2018年4月1日〜2019年3月31日
  • 調査対象:宿泊施設様向け問い合わせチャットボットのサービスを比較
  • 調査方法:調査対象サービスの情報を取得して利用数を比較
  • 調査委託先:東京商工リサーチ